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あの黒い物体は?

イランでのある夜、雪道を進んでいると、前方に大きな黒い物体が見えた。「何だ?」と思いながら近づいていくと、上はたくさんの薪だと判った。その下には足と尻尾が見えたので、何か大きな動物がその薪を運んでいるのだと気がついた。

抜き去る時にしみじみ眺めてみると、なんととぼけた顔をしたラクダだった。
「♪ 月の砂漠をはるばる(ここで宣伝)と~~ ♪」という鳥取砂丘で本物の砂漠を想像して作られたという童謡が耳にこびりついていたので、ラクダは、せいぜい人やその人たちの荷物を乗せる程度でゆったり砂漠を歩いていると思っていました。このような苦役に使われているとは想像もしませんでした。確かに月は出ていたが。

続く歌詞が、「♪ 旅のラクダが~~ ♪」で、王子と王女を乗せて旅をしている。しかし、このラクダは旅をしているのではなく、ここで人と共に暮らしているというか、人のために暮らしているのだから、実態はそういうことなのかもしれない。「現実は厳しいのだ」と理解した。

実際のラクダは、「月の荒野をヨタヨタと、実生活のラクダは行きました。鞍を付けずに薪背負って」でした。
後で読んだ本によると、あんなにのんびりした顔をしたラクダも気性は結構荒いそうです。

この何日間は、道路だけは雪が無かったので、真っ白の荒野に黒い線が延々と続いていた。途中に何もないせいか、遠い街の光もかなり近く見えたようで、光が見え始めてからなかなか近づかなかった。街(村)に着くのに2時間ぐらいかかったこともありました。最初のころは、蜃気楼ではないかと思ってしまい、不安になることが何度かありました。
しかし、「前方に光が見える=人がいる」という感覚は、それが他人で、言葉が通じないと人たちだとしても、なんだかとても嬉しいものでした。

そして、車を売ったアフガニスタンのカーブルに着くまで、道路はこの状態でした。

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プロフィール

はるばる屋 店主

Author:はるばる屋 店主
はじめまして はるばる屋店主です。

大学を卒業して、スイスに山を見に行き、安いというだけの理由で、陸路でアジア経由で日本に帰ってきました。
途中で垣間見た現地の人々の生活や習慣に非常に興味を持ち、

もっといろいろ知りたい

それにはもう一度行かねばならない

そうだアジアに関わる仕事をすれば良い

という三段論法と、

アジアの素晴らしさをもっと他の人にも伝えたい、それにはどうするか?

そうだ!現地に行って商品を買ってきて売る商売をすれば、自分はアジアに行けるし、彼らの文化・技・手のぬくもりを伝えられる。

などと考えて始めたこの商売。
気が付けば、もう30年以上も経ってしまいました。

アフガニスタンで何かあると、「あのおっさんは大丈夫だろうか?」、タイで爆破事件が起きると、「あの場所は、タイに行くと何回も利用する船着場」とか、何時もアジアのことを意識しています。
昨今、ベリーダンス、ヨガなどに人気が出てきました。でも、アメリカ経由の流行という感じもします。まっすぐアジアに興味を持って、好きになってくれる人たちが増えると嬉しいです。

はるばる屋のホームページは、http://www.harubaruya.com/ です。
ネットショップでのお買い物は、こちらからお願いいたします。
BBSでは、アジア関係の催し物の書き込みもご覧いただけます。

よろしくお願いいたします。

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