困ったことになった

当店で取り扱っているジル(エジプトでは、サガットと呼ばれているもので、ベリーダンスを踊る時に両手に持って鳴らす金属製のシンバル)は、アメリカのSAROYANというメーカーから輸入しています。

SAROYAN というのは、ハチャトリアンなどと並んでアルメニアの由緒正しき名前だそうです。アルメニアはアジアとヨーロッパの間にあるため、東西の商品を動かして商売をしていた関係で、商売人として昔から有名だったそうです。そして、それを護衛するための武力も強かったそうです。
しかし、その場所のゆえに東西南北からの侵略を受けたために、現在は70%のアルメニア人が国外に住んでいるそうです。オスマントルコに占領されていたこともあるので、当然ベリーダンスも普及していたと思います。

さて、困ったことは、去年の暮れにお客さんから1種類の大量注文があり、当店の詩湯養分を足していつもの様に発注したら、社長のSAROYAN氏から直接(それまでは、セールス係の違う人が相手だった)「当分の間は外国への発送をしないことに決定した」という一方的な返事が来てしまったこと。

「お客さんからの注文なので、少なくてもこの分だけは送ってくれないと、お客さんが悲しむし、うちの信用が台無しになるし、SAROYAN 自体の信用問題になるかもしれない」と書いた。すると、「その分だけは送るが、それ以上は送れない」と言って、その分だけは送ってくれた。
「トルコ、エジプト、インド、中国などで作られたジルを知っているが、SAROYAN製に比べると、重いし、なんと言っても音色が良くないので、うちでは売りたくない。日本のベリーダンサーはみんなSaroyanのジルを好きで、先生が生徒に「ジルを買うならば、SAROYANのジルにしない」というくらいだ。日本のベリーダンサーの人たちはみんな悲しむ」と綿々と書いた。
そのメールに対しての返事は、「実は、従業員が2人辞めたので、今までの生産体制が維持できなくなった。ジルを作って40年、私も75歳になってもう疲れてしまったので、会社そのものを売ろうと考えている。そうなったら、その人が以前の様にやるはずで、お前のことはちゃんと話しておくから安心してくれ。多分6月にはなんとかなるはずだ」という事情を書いてきてくれた。
その時、こちらは「仕方がない。一にも早い再開を待っています」としか書けなかった。

「約束を守る」というのは、商売人にとって非常に大切なことではあるとは思うが、良い方にならば約束を破ってもいいのに。

その後、試しにオンラインショップから個人として注文を試みたが、「注文を受け付けていません」と出てしまった。

会社を売るというのは、相手があってのことなので、彼は6月と言っているが、確実ではない。その間にもジルを欲しがるお客さんがいる筈だと思い、その人たちのためにも良いものを見つけてあげたいと、ネットでいろいろ探してみたら、アメリカ在住の名前から想像するとアラビヤ系の人がやっている会社を見つけて、サンプルを取ってみた。
値段的には同じくらいで、音は遜色がないような気がしますが、少し重く、模様があまり美しくないのと、種類が少ないのが残念です。

SAROYAN再開前にどうしても必要なお客さんには我慢してもうしかないのが辛いです。

実はまだ内緒ですが、今裏の手を考えています。
成功して大々的に「再入荷しました!」と、なるべく早く書きたいと思っていますが、、、、、。
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saroyan

こんばんは

先日SAROYANのジルを買ったものです。
4.5センチの小さめのジルを買ったのですが先生に小さすぎるので買いなおしてはと
言われてしまいました。
やはりしばらくSAROYANのものは入荷しないのですか?
高くても買いなおすしかないのかと悩んでいます

No title

kazumi様

おはようございます。お問い合わせありがとうございました。

一番人気で4cmのNEFERTITI Brass SMB0001だけは、少しだけでもなんとか入れたいと思い、Saroyan以外のアメリカのサイトからSaroyanのジルを買うことを思い立ち、いろいろ試していますが、あちらもこっちの足元を見ているのか、どうしても高くなってしまいます。

近いうちに小量だけでも絶対入れるつもりです。そして、お客さんの負担があまり増えてはいけないので、値上げ幅は500円以内にするつもりです。

入荷時期ははっきりしません(1カ月以内)が、もしお待ちになれて、ほんの少しだけの値上げを認めてくださるならば、一度返品して予約してください。

よろしくお願いいたします。

はるばる屋 店主

No title

こんばんは。

早々とお返事ありがとうございます。
それでは、入荷しだい購入したいので予約お願いします。

先に買ったものはゴムも付けて一度使ってしまったのでもちろん返品は無理ですよね

入荷するまでこちらはどのようにすれば良いでしょうか?

宜しければアドレスの方に連絡いただければ幸いです
よろしくお願いします。

Saroyanその後

Saroyanは、会社ごと売るのは出来なかったようですが、一応6月15日過ぎに再開しました。
その時にメールを送って、以前の様に送ってくれるように頼みましたが、「4人辞めてしまったので、今はSaroyan氏が一人で作っているので、以前の様には出来ない。それから世界中のお客さんから注文を貰うので、お前のところだけ特別扱いは出来ない」と以前とは違うお客様係りから返事があった。
そこで以前より少なめに発注してみると、「多すぎる」という返事。仕方が無いので、3分の2に減らして再注文したが、いつもは1週間か10日で届くのに、今回は1カ月たってもまだ届かない。
売り手の方が偉そうですが、75歳の人が一生懸命作っているのを想像すると、それほど文句も言えない。

でも、お客様には大変ご迷惑をかけてしまっています。「ご理解ください」としか言えません。
プロフィール

はるばる屋 店主

Author:はるばる屋 店主
はじめまして はるばる屋店主です。

大学を卒業して、スイスに山を見に行き、安いというだけの理由で、陸路でアジア経由で日本に帰ってきました。
途中で垣間見た現地の人々の生活や習慣に非常に興味を持ち、

もっといろいろ知りたい

それにはもう一度行かねばならない

そうだアジアに関わる仕事をすれば良い

という三段論法と、

アジアの素晴らしさをもっと他の人にも伝えたい、それにはどうするか?

そうだ!現地に行って商品を買ってきて売る商売をすれば、自分はアジアに行けるし、彼らの文化・技・手のぬくもりを伝えられる。

などと考えて始めたこの商売。
気が付けば、もう30年以上も経ってしまいました。

アフガニスタンで何かあると、「あのおっさんは大丈夫だろうか?」、タイで爆破事件が起きると、「あの場所は、タイに行くと何回も利用する船着場」とか、何時もアジアのことを意識しています。
昨今、ベリーダンス、ヨガなどに人気が出てきました。でも、アメリカ経由の流行という感じもします。まっすぐアジアに興味を持って、好きになってくれる人たちが増えると嬉しいです。

はるばる屋のホームページは、http://www.harubaruya.com/ です。
ネットショップでのお買い物は、こちらからお願いいたします。
BBSでは、アジア関係の催し物の書き込みもご覧いただけます。

よろしくお願いいたします。

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