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ここはどこ?

イランのイミグレを出て、アフガニスタンのイミグレに向かった。と言っても、距離にして100mぐらい。荒野の真ん中の道路が鉄の柵で遮断され、両側に両国のイミグレの粗末な建物があり、中央付近に何やら大きな建物がある程度。
アフガン側の柵の前に車を置いて、イミグレに入国申請に行くと、「もう終わったから、明日来い」と言われた。「何時までなんだ?」と聞くと、「5時まで」との答え。
時計を見ると、まだ4時半だったので、「まだ5時になっていない」と文句を言うと、「いや、アフガニスタンは5時半だ」と言われた。時差が1時間あったのだ。歩いて数分のその100mで1時間違うというのは、新鮮な驚きだった。
仕方なく諦めてイミグレを後にして歩きはじめると、イミグレの机に座っていた男が「チェンジマネー?」と言い出した。「おまえは、オフィサーなのか?」と聞くと、「そうだ」と胸を張った。「彼の言うことが本当ならば、面白い国だ」というのが、アフガンの第一印象だった。
「ここで一晩明かさなければいけない」と覚悟して、さっきの大きな建物に行ってみたら、そこは、ホテル兼食堂だった。我々と同じようにどちらかの国に再入国できなくて、泊らざるをえない人のためらしい。泊るのは車で良いとして、食事でもしようかと思い、値段などを聞いてみようと中に入った。
中には「太郎ちゃん」と呼びたくなるような日本人そっくりの男たちが3,4人、ストーブにあたっていた。ジンギス・ハーンの末裔だそうだ。アーリア人が西から東に散らばった後に北から侵入して来て、一時この辺一帯を占領していたという歴史を思い出した。その後街でたくさん見かけたが、大体は苦役労働者だった。再度西から侵入してきて部族に追い出されたが、逃げきれなかった人たちの末裔なのでしょう。
食事をしたかったが、まだ両替していないアフガンか、もう残っていないイランのお金しか使えないし、少し値段が高かったので、あきらめて車にあった僅かなお菓子を食べて寝た。
「今俺たちがいるのはどこなんだろう?」と考えながら。
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プロフィール

はるばる屋 店主

Author:はるばる屋 店主
はじめまして はるばる屋店主です。

大学を卒業して、スイスに山を見に行き、安いというだけの理由で、陸路でアジア経由で日本に帰ってきました。
途中で垣間見た現地の人々の生活や習慣に非常に興味を持ち、

もっといろいろ知りたい

それにはもう一度行かねばならない

そうだアジアに関わる仕事をすれば良い

という三段論法と、

アジアの素晴らしさをもっと他の人にも伝えたい、それにはどうするか?

そうだ!現地に行って商品を買ってきて売る商売をすれば、自分はアジアに行けるし、彼らの文化・技・手のぬくもりを伝えられる。

などと考えて始めたこの商売。
気が付けば、もう30年以上も経ってしまいました。

アフガニスタンで何かあると、「あのおっさんは大丈夫だろうか?」、タイで爆破事件が起きると、「あの場所は、タイに行くと何回も利用する船着場」とか、何時もアジアのことを意識しています。
昨今、ベリーダンス、ヨガなどに人気が出てきました。でも、アメリカ経由の流行という感じもします。まっすぐアジアに興味を持って、好きになってくれる人たちが増えると嬉しいです。

はるばる屋のホームページは、http://www.harubaruya.com/ です。
ネットショップでのお買い物は、こちらからお願いいたします。
BBSでは、アジア関係の催し物の書き込みもご覧いただけます。

よろしくお願いいたします。

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