インド映画が日本で一般公開されています。(小規模ながら)

インド映画が日本で一般公開されています。(小規模ながら)

昨年の暮れから、かの「ムトゥ・踊るマハラジャ」のラジニ・カント主演の「Robot」に続き、Shah Ruk Khan主演の「Ra.One」が一般公開され、今年の春になり同じくShah Ruk Khan主演の「Om Shanti Om」、「Jab Tak Hai Jaan」、「Don 2」、Slaman Khan主演の   「Ek Tha Tiger」、そしてAamir Khan主演の「3 Idiots」がたて続きに普通の映画館で公開されました。
昨年の2作は、荒唐無稽の映画という感があり、インドの人たちが普通に観ている映画とは少し違っていたと思いますし、「ムトゥ」しか知らない日本人の観客には、「やっぱりインド映画は、、、」と思われてしまったかもしれませが、今年のものはそうではなく、インドで評判の良かった普通の映画でした。

僕が最初に日本でインド映画を観たのは、40年近く前の岩波ホールで公開された日本の小津安二郎監督に影響を受けたというサタジット・レイ監督の映画でした。しみじみとインドの貧困を描く地味な芸術性の高い映画で、一部の人たちには評価されましたが、全然ヒットはしませんでした。
知人のインド映画評論家が、自分で買ってきたインド映画を自宅で自主上映(?)をつづけていましたが、当然一般の人たちには全然知られない存在でした。
そして15年ほど前に、「ムトゥ・踊るマハラジャ」が一般公開され、かなりヒットしてインド映画ブームが一瞬花咲きました。しかし、日本の人たちには、「インド映画って、歌と踊りが入ったバカっぽくて陽気な映画だ」とい強烈な印象を与えたようです。
次の映画が公開されなかったためか、そのインド映画ブームはすぐしぼんでしまいました。その後は「なんとか映画祭」などでたまにインド映画を観ることはできても一般公開ではありませんでしたし、良質であっても地味な映画が多かったせいか、評判にはなりませんでした。

夢をもう一度と考えた人が、去年の暮の映画を公開することにしたようです。
当店でインド映画のDVDを扱っている関係で、観たいと思う映画があれば自分で輸入して、画質などのチェックとお客様に説明をするためという理由で売る前に観ることが可能だし、お客さんと一緒に観たりすることができるので、話題作や観たいものは大体観ています。インドと日本で同時公開などということはなく、日本で公開されるものは、すでにDVDが発売されているので、「公開される」という情報を得たら、DVDを輸入して「お客さんに説明するため」に先に観たりします。
あまりアクション物は好きではないので、今回の「Don 2」と「Ek Tha Tiger」は観る気がしませんでした。そして「3 Idiots」は、以前かなり小規模に公開された時に観たお客さんが「面白い」と言っていたので、「3馬鹿」というタイトルと音楽シーンを集めたDVDで挿入曲を観た時に本当にバカそうな感じだったので、ただの面白い映画だと思っていました。だから、日本で唯一のボリウッド情報誌であるナマステ・ボリウッドの編集長が「あの映画は良いですよ」と教えてくれるまで観る気がしませんでした。
何故か日本のテレビ映像システム(NTSC)とちがうPAL(インドなどはこのシステム)のDVDしか売っていない(パソコンだと視聴可能です)のですが、当店は商売上なんでも観ることがシステム(かなり古く、もうすぐ買い替えないといけない気がするが)を揃えているので、輸入して観てみました。かの編集長の教えてくれた通りに、笑いとペーソスと楽しいダンスシーンがたっぷり詰まった普通のインド映画でした。それもかなり質の良い。
「映画.COM」などを見ると、幸い従来のインド映画鑑賞者を飛び越えて初めてインド映画を観た様な一般の人たちにも評判が良く、放映の延長が決定したそうです。これで、「インド映画=歌と踊りのお気楽バカ映画」という一般の人たちの認識が変わってくれると期待しています。

これが続くかどうかは、次に一般公開される映画によるかもしれません。お客さんからの情報では、売り込みのためにかなりのインド映画関係者が今回のカンヌ映画祭に乗りこんでいたし、買い付けのために日本の映画関係者も行っていたそうなので、良質な映画を見つけてなるべく早く公開してくれることを願っています。
日本で公開されると日本語字幕付きのDVDが発売されるので、その映画そのもののDVDはあまり売れませんが、実はその映画のCDや主演の俳優の他の作品が売れたりして、こちらにも少しはおこぼれがあります。
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はるばる屋 店主

Author:はるばる屋 店主
はじめまして はるばる屋店主です。

大学を卒業して、スイスに山を見に行き、安いというだけの理由で、陸路でアジア経由で日本に帰ってきました。
途中で垣間見た現地の人々の生活や習慣に非常に興味を持ち、

もっといろいろ知りたい

それにはもう一度行かねばならない

そうだアジアに関わる仕事をすれば良い

という三段論法と、

アジアの素晴らしさをもっと他の人にも伝えたい、それにはどうするか?

そうだ!現地に行って商品を買ってきて売る商売をすれば、自分はアジアに行けるし、彼らの文化・技・手のぬくもりを伝えられる。

などと考えて始めたこの商売。
気が付けば、もう30年以上も経ってしまいました。

アフガニスタンで何かあると、「あのおっさんは大丈夫だろうか?」、タイで爆破事件が起きると、「あの場所は、タイに行くと何回も利用する船着場」とか、何時もアジアのことを意識しています。
昨今、ベリーダンス、ヨガなどに人気が出てきました。でも、アメリカ経由の流行という感じもします。まっすぐアジアに興味を持って、好きになってくれる人たちが増えると嬉しいです。

はるばる屋のホームページは、http://www.harubaruya.com/ です。
ネットショップでのお買い物は、こちらからお願いいたします。
BBSでは、アジア関係の催し物の書き込みもご覧いただけます。

よろしくお願いいたします。

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