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また衝突

アフガニスタンに入り、また少し寒くなったのと、行きかう車が減ったせいか黒い道(=雪のない部分)が片側しかなくなった。それがなぜかうまいことに黒い道はこちらの進行方向だった。そのため、だいたい反対から来る車は、こちらの進行方向側を走ってきて、こちらが見えると、正規の側に移っていた。
問題のそのトラックはこちらが見えているはずなのになかなか進行方向を変えなかった。
「なんだよ。危ない奴だな。早くどけー」と車の中から怒鳴っていたら、やっと方向を変えた。
しかし、急に方向を変えたために曲がり切れず、斜になったまま滑りながらこちらに進んできた。こちらが避けようにも右にハンドルを切ると道路から落ちてしまうので、とっさにブレーキをかけた。
そのトラックはそのまま進んできて、こちらの左側面に最後尾をぶつけ、前輪を道路から落として、斜に止まった。
こちらは多少の衝撃はあったものの、なんとか道路に踏みとどまれました。降りてその側面を見ると、ベコッと凹んでいた。
「また売値が減った。弁償して欲しいな」ということになり、いざという時のために車にあった武器になりそうなものを持って、呆然と道路から落ちてしまった前輪を眺めていたトラックの運転手のところに向かった。あっちは男1人、こっちは男4人(途中で少し降りて少し乗った)なので、なにかあっても大丈夫のような気がした。そして、こっちには心はやさしいが、見た目は怖そうな髭モジャの男がいたので、その彼を前面に押し出して、腕を引っ張りこちらの車まで連れてきて、凹んだ部分を見せ、「パイサ(お金)、パイサ」と言ってみんなで手を出した。
そのアフガン人は、そんなに悪い奴ではなさそうだった。現地語で何やら言いながら、「お金はない」というような仕草をさかんにした。着ていた服など見ると、「とてもお金を貰えそうもないかも」なんて思いだしながらも、執拗に「パイサ、パイサ」(何しろこれぐらいしか現地語を知らなかった)とやっていたら、その男は、こちらを指差して、トラックの側面を叩いた。「イスラム風の『目には目』で、壊して良いって言っているのかも?」ということになって改めて側面を見ると、不厚い3cmぐらいの板が張られていた。試しに手に持っていたトンカチで叩くが、ビクともしない。
なんだか彼も可哀そうな気になってきたし、何の進展もなさそうだったので仕方なく諦めて、「後は頑張れよ」という気持で、握手して別れた。
「また車の価値が下がったぜ」と思いながら。
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プロフィール

はるばる屋 店主

Author:はるばる屋 店主
はじめまして はるばる屋店主です。

大学を卒業して、スイスに山を見に行き、安いというだけの理由で、陸路でアジア経由で日本に帰ってきました。
途中で垣間見た現地の人々の生活や習慣に非常に興味を持ち、

もっといろいろ知りたい

それにはもう一度行かねばならない

そうだアジアに関わる仕事をすれば良い

という三段論法と、

アジアの素晴らしさをもっと他の人にも伝えたい、それにはどうするか?

そうだ!現地に行って商品を買ってきて売る商売をすれば、自分はアジアに行けるし、彼らの文化・技・手のぬくもりを伝えられる。

などと考えて始めたこの商売。
気が付けば、もう30年以上も経ってしまいました。

アフガニスタンで何かあると、「あのおっさんは大丈夫だろうか?」、タイで爆破事件が起きると、「あの場所は、タイに行くと何回も利用する船着場」とか、何時もアジアのことを意識しています。
昨今、ベリーダンス、ヨガなどに人気が出てきました。でも、アメリカ経由の流行という感じもします。まっすぐアジアに興味を持って、好きになってくれる人たちが増えると嬉しいです。

はるばる屋のホームページは、http://www.harubaruya.com/ です。
ネットショップでのお買い物は、こちらからお願いいたします。
BBSでは、アジア関係の催し物の書き込みもご覧いただけます。

よろしくお願いいたします。

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