消費税が上がった
それまでの価格は内税だった。というか、消費税が3%になった時も5%になった時も値札を貼り直すのは面倒だったので、全てそのままにしました。
しかし、カードで売った時に先方から送られてくる明細書を見ると、5%の手数料でも意外に大きな額を払うことに気が付いてしまった。
そして、「8%というのはもっと多額なんだ、それに外国から送られてくる商品にかかる消費税(全てにかかるわけではないないが)も当然8%になる」ということで、4月1日からは「消費税を預かる」ことにしました。(注)どうせ政府にスルーして支払うので、「頂く」のではなく、「預かる」と言うのだそうです。
しかし世の中はそんなに単純ではなく、今までの定価は5%の消費税を含んだものだったので、これに単純に8%をかけられません。税抜き価格の8%です。
例えば、1,000円の商品の税抜き価格は、1,000円割る1.05=952.3809523.....円(ちなみに、これに1.05を架けると999.99999….になる)。この税抜き価格に8%の消費税を足さないといけないことになった。1.08を架けると、1、028.571428円の計算になる。いちいちこの計算をするのは面倒だし、レジが小数点以下の計算ができないので、少し答えは違ってくるが単純に今の価格に3%アップすることにした。そうすると1,030円となります。
ちなみに、5,000円で計算してみると、順に4,761.904761円、5,142.857141円、5,150円となり、お客さんから少し余分に「預かる」ことになります。そのくらいは、お客様が許しくれると信じたい。
そうと決めて、レジの登録を3%プラスに変えることになった。取扱説明書などはとっくにどこかに行ってしまっていたので、メーカーのHPで説明書を見つけてやってみることにした。長くて読みにくい文章を読んでいたら、今まで知らなかった使い方がいろいろあり、それまでディスプレイに表示されて時刻が遅れていたので、直したりできました。
諸費税についての記述をやっと見つけて読んでみると、うちのレジは内税になっていて、内税の税率の替え方は簡単にできるが、外税にするための操作が見つからない。(書いていない訳はないとは思うが)
それでもなんとか、この方ならいけるかという操作を見つけてやってみた。しかし、1つのお買いものには対応ができたが、2つ以上の時は上手くいかない。また説明書を読み直してなんとか大丈夫になった。(多分)
大きな小売店は、1週間も前から値札の付け替えを始めたなど、大変な努力をしたそうです。もちろん働いてくれた人たちの賃金だって余分に出た筈。国民全てに値上げの苦しみ、売る側にも苦しみを与えて、その増税分を福祉などの「まとも」な使い方を是非ともして欲しい。