イスタンブールで自爆テロ

大好きなイスタンブールで自爆テロが起きてしまった。それも特に思い出のあるスルタンアフメット(発音的には、スータナハメットと聞こえる)地区で。
40年以上前に初めて行った時には、事件のあったあの広場の入口のところにあった駐車場に停めたワーゲンのバンに仲間6人と一緒に寝泊りしていた。故あって、1カ月近くいた。セルモーターの壊れた車は毎回押しがけだった。そして、なかなかかからない時は、最後の手段として、爆発があった場所の裏のブルーモスクの横の下り坂を利用した。その後何度かイスタンブールに行ったが、いつもこの地域に泊った。コンスタンチノーブルの匂いが非常に好きなのだ。
そういえば、ベリーダンスを初めて観たのもこの地区にあった安ホテルのレストランだった。車に寝泊まりしていた時に、毎日駐車料金を徴収しに来るので顔見知りになったオヤジが、「明日は共産党狩りがあって、外出禁止だ」と知らせてくれた。そうなると、トイレにも行けなくなるということで、近くのホテルを探した。一番安いホテルは満員だったので、仕方なくその上のランクのホテルだった。昔はそんなに安いところでもベリーダンスを見ることができた。今は、ほとんど観光用で、特殊な場所でしか見られないし、値段もかなり高い。

さて、事件だが、トルコ政府の発表では、死者や負傷者は外国人(特にドイツ人)が多く、犯人は1988年生まれの最近トルコに入国したイスラム国シンパのシリア人だそうだ。
最近は難民受け入れ問題で、ヨーロッパ各国政府が右翼(民族派)たちから責められていて、実際右翼の人気が高まっているという。

今のトルコの首相だか大統領の息子がイスラム国からの石油を横流しして儲けているとの噂があったので、トルコとイスラム国との関係は悪くないはずと思っていたが、そうではなくなったのかもしれない。トルコが欧米と一緒にイスラム国への爆撃を始めたからかもしれない。「イスラム国を空爆する」と宣言して、国境辺りに住むクルド人も攻撃しているとの噂もある。

クルドの人たちは、自分たちが住む地域内に勝手に国境という線をひかれ、一部はトルコに、一部はイラクに、シリアにと、バラバラにされてしまった。自分たちの国を作りたくても、独立をさせてもらえない。そのうちに、同じ民族同士の内部でも思惑の違いで、分裂状態になってしまった。これも周辺国の干渉によるらしい。

とにかく、シリアを含めたあの地域の現状は、当事国、欧米、ロシアなどの様々な国の思惑が絡んで複雑でよく分からない。何のために、イスラム国に打撃を与えるためと称して、欧米は反政府側を後押しして、ロシアは政府側を後押しするのか? 
確実に知っていることは、以前何度もベリーダンス用CDを買っていたシリアの業者が、今はもう止めてしまったことだけ。
昨日夜のニュースでは、シリア反政府軍が制圧している街が、政府側からの兵糧攻めにあい、餓死者が出ていることを伝えていた。老人や小さい子供たちなど、体力のない人たちからの順だそうだ。そんな事実は、もう見たくも聞きたくもない。

国家の利益ために、宗教対立などで犠牲になるのは一般庶民。本来、国や宗教というものは、国民、庶民(信者)たちを幸せにするためのものではないのか?
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プロフィール

はるばる屋 店主

Author:はるばる屋 店主
はじめまして はるばる屋店主です。

大学を卒業して、スイスに山を見に行き、安いというだけの理由で、陸路でアジア経由で日本に帰ってきました。
途中で垣間見た現地の人々の生活や習慣に非常に興味を持ち、

もっといろいろ知りたい

それにはもう一度行かねばならない

そうだアジアに関わる仕事をすれば良い

という三段論法と、

アジアの素晴らしさをもっと他の人にも伝えたい、それにはどうするか?

そうだ!現地に行って商品を買ってきて売る商売をすれば、自分はアジアに行けるし、彼らの文化・技・手のぬくもりを伝えられる。

などと考えて始めたこの商売。
気が付けば、もう30年以上も経ってしまいました。

アフガニスタンで何かあると、「あのおっさんは大丈夫だろうか?」、タイで爆破事件が起きると、「あの場所は、タイに行くと何回も利用する船着場」とか、何時もアジアのことを意識しています。
昨今、ベリーダンス、ヨガなどに人気が出てきました。でも、アメリカ経由の流行という感じもします。まっすぐアジアに興味を持って、好きになってくれる人たちが増えると嬉しいです。

はるばる屋のホームページは、http://www.harubaruya.com/ です。
ネットショップでのお買い物は、こちらからお願いいたします。
BBSでは、アジア関係の催し物の書き込みもご覧いただけます。

よろしくお願いいたします。

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