乗合船

タイの船
乗合船

バンコクで必ず2回は訪れる場所に行く時は、運河を走る乗合船を使います。ホテルから、そこまで直行するバスが無い、渋滞が無い、水上なので案外涼しい、表通りではないので裏の生活を垣間見ることができるので楽しいことが理由です。
船の幅は3mぐらい、長さ20mぐらいで、停留所に着くと脇に乗った車掌役の助手が飛び降りて綱を引き、船着き場に引き寄せ、安定させます。
乗船客が乗り込み、木のベンチに座ると、車掌(?)が脇から手を出すので、行き先を告げ、お金を払います。
少しの間、渋滞しているメインロードと並行して走るので、朝などはOL風、ブティックの店員風なども乗っています。旅行者はあまりいません。完全に「庶民の足」として使われています。
はっきり言って転覆したら困ると思うほど水は汚いし、水面にはゴミがたくさん浮いています。
反対から波を立てた船が来ると、脇にある綱を引っ張り、セットしてあるビニールシートを上げ、飛んでくる波を防御します。これも楽しい。
低い橋を通過する時は、屋根が低くなったりして、意外にハイテク(?)だったりもします。

しかし、大雨の後などで水位が上がってしまうと、運航不能になってしまう。

ある時船着き場に行くと、ほとんど人がいなかった。「何だ?」と思って、水面を見ると、横に3人ぐらい座れるベンチが10列ぐらい並んだサイズの船が止まっていて、すでにお客が乗っていて、1席分だけ空いていた。座っていたお客のおばさんに値段を聞くと、いつもの倍だった。「どうしよう?」と考えていたら、そのおばさんが手招きしたので、乗ることにした。満員にならないと、出発しなかったのかもしれない。手を伸ばすと水に触れられたが、水の色を考えると、手を入れてみる勇気は出なかった。しかし、浮かんでいるゴミを観察することはできた。インスタントラーメンやスナック菓子の袋が意外に多かったのが可笑しかった。

またある時は、船着き場に張り紙があり、それを読んでお客が去っていくのを見て、「また欠航か」と諦めたが、例の小さい船には乗る気がしなかったので、バスを乗り継いで行った。
帰りには再開しているかもしれないと思い、一応船着き場に寄ってみたが、やっぱり同じような張り紙があったので、ダメだと知った。何人かの人たちが相談しているのを聞いていたら、内容はほとんど分からなかったけれど、僕のホテルの地域の名前が出てきていた。話がまとまったらしく、みんなでタクシー乗り場の方に向かって行った。「もしかして、タクシーをシェアーする話がまとまったのかもしれない」と感じて、後を着いていくと、みなで乗り込んだ。そこですかさず、「○○○?」とその地域の名前を言うとで、「ウン」と頷いてくれた。「やった」と思い乗り込んだ。運転手のほかに前に2人、後ろに4人で、1人オーバーだったけど、タイだから大丈夫。
中はきつかったけど、自己紹介しあったり、楽しい時を過ごしました。そして、着いてから、みんなで割り勘にしてさよならしました。
これが出来るのが、アジアです。
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プロフィール

はるばる屋 店主

Author:はるばる屋 店主
はじめまして はるばる屋店主です。

大学を卒業して、スイスに山を見に行き、安いというだけの理由で、陸路でアジア経由で日本に帰ってきました。
途中で垣間見た現地の人々の生活や習慣に非常に興味を持ち、

もっといろいろ知りたい

それにはもう一度行かねばならない

そうだアジアに関わる仕事をすれば良い

という三段論法と、

アジアの素晴らしさをもっと他の人にも伝えたい、それにはどうするか?

そうだ!現地に行って商品を買ってきて売る商売をすれば、自分はアジアに行けるし、彼らの文化・技・手のぬくもりを伝えられる。

などと考えて始めたこの商売。
気が付けば、もう30年以上も経ってしまいました。

アフガニスタンで何かあると、「あのおっさんは大丈夫だろうか?」、タイで爆破事件が起きると、「あの場所は、タイに行くと何回も利用する船着場」とか、何時もアジアのことを意識しています。
昨今、ベリーダンス、ヨガなどに人気が出てきました。でも、アメリカ経由の流行という感じもします。まっすぐアジアに興味を持って、好きになってくれる人たちが増えると嬉しいです。

はるばる屋のホームページは、http://www.harubaruya.com/ です。
ネットショップでのお買い物は、こちらからお願いいたします。
BBSでは、アジア関係の催し物の書き込みもご覧いただけます。

よろしくお願いいたします。

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