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船旅 続き

初めての外国だったので、見るもの全てが珍しく、1週間香港の街をウロウロ歩きまわりました。
昼間は、4日ぐらい停泊していた横浜から乗ってきた船に遊びに行ったり、初めのうち宿泊していたYMCAのホテル(3日目ぐらいに、沢木耕太郎氏の泊ったようないかがわしいめのホテルに移りました)で、中国人の若者と卓球をしたり、ウインドショッピングをしたりして過ごし、夜はほとんど屋台や夜店がズラーと並んだ庶民のナイトクラブと言われる場所に行き、本格的中華料理(庶民の)を味わい(当たり外れは結構ありました)、安い海賊版のカセットテープを物色したりして過ごしました。

「電影」が映画で、「電視」がテレビのように意味からくるもの、タクシーが「的士」のように発音からくくるものなど、片仮名のない中国の人たちが英語を文字にする時にいろいろ苦労しているのを見つけるのも楽しみました。例を思い出せないのですが、「禁煙」という意味の文字が場所により様々な書き方があるのでそれを探すもの楽しかったです。例えば、「ここは公の場所だから、上から目線で書いてある」とか、「ここは客商売だから、『願う』という文字が使われている」とか。

ある晩、海岸を歩いていたら、音楽がガンガンなっていました。何だろうと思って近づいていくと、岸壁に停泊した小型船の上でバンドが演奏していました。観ていると、歌手が次々に変わっていたので、今でいうカラオケ大会のようなものだと思います。周囲にいた現地の人に英語で話しかけても全然通じなかった。それだけ庶民的ということなのかもしれません。その頃は、カラオケなんてものはなかったので、生演奏だったのです。半分以上は日本の曲だったのが驚きでした。中国語で歌われていた日本の歌は、メロディの良さ(馴染んでいるという意味か?)と中国語の美しさで、気に入ってしまいました。その後は、例の庶民の夜店で中国の歌を買いあさりました。
その後、テレサ・テンのファンになったのは、その思い出からからかもしれません。彼女が中国語で歌う日本の曲は今も大好きです。
彼女が亡くなったチェンマイのホテル(古くて、格式のある中の上くらいのクラス)に2晩だけ泊り、ルームボーイに彼女のことを聞いたりしたこともあります。「良い人だった」と聞いて「やっぱり」と思い、嬉しくなりました。

途中1日だけマカオに行き、ヨーロッパを感じ、カジノを楽しみました。と言っても、ほんの少しのお金を使っただけで、雰囲気を楽しんだ程度ですが。

その後台湾にも船で行きました。最低の料金だったので、仕切りのない大部屋に金属のベッドが並らんだドミトリーでした。食事はグル-プ毎に米、スープ、おかずがドンと大鍋で出され、みんなで囲んで食べました。ご飯はしゃもじでの茶碗に、おかずは皿に個々人で入れるので問題はなかったが、スープ用の入れ物がなかったので、大鍋から個々人の蓮華で1杯ずつ取るというのがどうも馴染めなかった。最初のうちは、初めにダァーと飲んだのですが、そのうちどうでもよくなりました。

隣にベッドにいた中国の人に、香港で記念に買った「毛沢東語録」を見せたら、「台湾でそれを持っているのが見つかったら逮捕される」と聞いて、泣く泣く海に捨てました。
お互いに言葉は通じなかったのですが、筆談がかなり有効なのを知りました。
子どもに「美国人?」と筆談で聞かれました。何だと思ったら、アメリカのことでした。日本だと、アメリカ→亜米利加です。中国がどういう理由で、「美国」になったのかは、よく分かりませんが、日本に漢字が伝わった後にお互いの国が知った事柄は、お互いに違う漢字を当てるようになったことをその時知りました。考えてみれば、当たり前のことだとは思いますが。

2回目の船旅で慣れたのか、日数も2日半と短かったせいか、降りてからの船酔いはありませんでした。

2年後に、またこの船に乗ろうと思ったら、廃船になっていました。
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プロフィール

はるばる屋 店主

Author:はるばる屋 店主
はじめまして はるばる屋店主です。

大学を卒業して、スイスに山を見に行き、安いというだけの理由で、陸路でアジア経由で日本に帰ってきました。
途中で垣間見た現地の人々の生活や習慣に非常に興味を持ち、

もっといろいろ知りたい

それにはもう一度行かねばならない

そうだアジアに関わる仕事をすれば良い

という三段論法と、

アジアの素晴らしさをもっと他の人にも伝えたい、それにはどうするか?

そうだ!現地に行って商品を買ってきて売る商売をすれば、自分はアジアに行けるし、彼らの文化・技・手のぬくもりを伝えられる。

などと考えて始めたこの商売。
気が付けば、もう30年以上も経ってしまいました。

アフガニスタンで何かあると、「あのおっさんは大丈夫だろうか?」、タイで爆破事件が起きると、「あの場所は、タイに行くと何回も利用する船着場」とか、何時もアジアのことを意識しています。
昨今、ベリーダンス、ヨガなどに人気が出てきました。でも、アメリカ経由の流行という感じもします。まっすぐアジアに興味を持って、好きになってくれる人たちが増えると嬉しいです。

はるばる屋のホームページは、http://www.harubaruya.com/ です。
ネットショップでのお買い物は、こちらからお願いいたします。
BBSでは、アジア関係の催し物の書き込みもご覧いただけます。

よろしくお願いいたします。

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