パズルリング

パスリング2
これを初めて見たのは40年ぐらい前で、アムステルダムのヒッピーが集まる雑貨屋だった。日本ではご禁制のものとその吸引具やら何やら怪しげなものが一杯売られていた。
その中で値段が安く、自分で買えるものがこのリングだった。買った時に、組み立て方を一度教えてもらったのですが、ユースホステルの部屋に戻って自分でやってみたら、出来るまでに3時間もかかってしまった。

その時に、それがトルコ製だと聞いていたので、その後イスタンブールに行った時にいろいろ探し歩き、工場に行きつきました。
これがこの商売を始めるきっかけになったような気がします。途中で知り合った仲間たちと、「もう一度旅行したいけど、金も無いから、旅行会社に勤めるか、仕入れに来るとかいう仕事がしたな」と話し合っていたこともあり、「これを多めに買って帰り、日本で街売りをしてみよう。売れるかもしれない」と思い立ち、作っているオッサンたちを横目に、お互いにあまり通じない言葉で必死に値切って買いました。

その後、台湾、ネパール、バンコクなどで、その国独特のデザインを施したパズルリングも見かけるようになりました。特にネパールはバラエティーも豊富です。アレンジ能力を感じます。

鹿児島からヒッチで東京に帰る途中に旅先で知り合った仲間たちを訪ねながら、帰ってきましたが、大阪の友人たちが興味を示したので、一緒にお金を貯めてこの仕事をしようということになりました。
一度東京に帰って親に元気な顔を見せてから、すぐに大阪に行き、6畳部屋に7人寝るというたこ部屋状態で植木屋に住み込んで働きました。
その後、それがそんなに簡単ではないことを思い知り、この話はウヤムヤになり、みんなはそれぞれに道に散ってしまいました。
僕は東京でスポンサーの人が見つかり、その人の資金で会社を作り、仕入れを担当することになり、東京に帰りました。

先日、店の机の奥にサイズが小さすぎて売れ残っていたパズルリングを見つけ、「面白いから、畑のちびっ子にやらせてみよう」と思い、持って行き、「来週までに出来たら、あげる」と言って、今年中学生になったばかりの女の子に渡しました。先日彼女のお父さんからメールが来たので、「手伝っても良い」と伝えましたが、それでも多分出来ないかも?

店もお客さんも暇な軽井沢で、「1時間で出来たら、進呈します」と書いて、数多くのお客さんにトライしてもらいましたが、1時間で出来た人は片手もいません。実は、組み立て方は3通りあるのですが、一般に知られている一番簡単なやり方が少し特殊なので、トライしているのを見れば、知っているかどうかすぐに分かります。
買ってもらう時に、目の前で組み立て方を教え、実際にやってもらっても、2,3日して、「出来ないので、また教えてください」とい言って来る人もいました。「毎日2時間やって、1週間かかった」という人もいました。 

旅行中に出来なくてバラバラの物に革紐を通して首から下げている中国系マレーシア人に組み立て方を教えてすごく感謝されたこともあります。

試しに、ネットで組み立て方が書き込まれているかどうか調べてみたら、例の一番簡単は方法を写真入りで細かく解説してあるサイトがありました。ネット販売をしているところですが。

本格的に仕事を始めてトルコに仕入れ行き、僕がこのパズルリングを大量に買い込み、別の用事でトルコ人の友人のところに行ったら、アムステルダムから来ていた彼の友人がいた。その友人がパズルリング見て、次のような話をしてくれた。

「昔、トルコの王様が若い娘に恋をして、嫁にしたいが、自分が年老いているので浮気されるのを心配していた。そこで、家臣の一人が、『浮気をする時は、リングを外すので、外したら戻せなくなるリングを作ればよい』と進言して、考え出された」

でも、その時に一緒にいたトルコの友人が、「へぇー、そうなの?」と言っていました。
この話は、欧米人のロマンかも?
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プロフィール

はるばる屋 店主

Author:はるばる屋 店主
はじめまして はるばる屋店主です。

大学を卒業して、スイスに山を見に行き、安いというだけの理由で、陸路でアジア経由で日本に帰ってきました。
途中で垣間見た現地の人々の生活や習慣に非常に興味を持ち、

もっといろいろ知りたい

それにはもう一度行かねばならない

そうだアジアに関わる仕事をすれば良い

という三段論法と、

アジアの素晴らしさをもっと他の人にも伝えたい、それにはどうするか?

そうだ!現地に行って商品を買ってきて売る商売をすれば、自分はアジアに行けるし、彼らの文化・技・手のぬくもりを伝えられる。

などと考えて始めたこの商売。
気が付けば、もう30年以上も経ってしまいました。

アフガニスタンで何かあると、「あのおっさんは大丈夫だろうか?」、タイで爆破事件が起きると、「あの場所は、タイに行くと何回も利用する船着場」とか、何時もアジアのことを意識しています。
昨今、ベリーダンス、ヨガなどに人気が出てきました。でも、アメリカ経由の流行という感じもします。まっすぐアジアに興味を持って、好きになってくれる人たちが増えると嬉しいです。

はるばる屋のホームページは、http://www.harubaruya.com/ です。
ネットショップでのお買い物は、こちらからお願いいたします。
BBSでは、アジア関係の催し物の書き込みもご覧いただけます。

よろしくお願いいたします。

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