オヤジたち

我が、「三鷹ちびっ子農園」は、名称には「ちびっ子」と付いていますが、実態はちびっ子は種蒔きや収穫をするぐらいで、畑仕事などは出来ないので、畑作りや手入れなどをするのは大人の仕事です。大人たちは、自分で美味しい野菜を作って食べる楽しみはもちろんのこと、ちびっ子たちの笑顔を見ることも楽しませてもらっています。

ちびっ子たちは、やることがない時にはみんなで遊んでいます。年齢も違うし、学校とは違う輪ができて、楽しいと思います。最初はあまり馴染めないちびっ子もいますが、そのうち一緒に遊ぶようになります。どうしてもダメな子も毎年何人かいるようですが、、、、。そういうちびっ子の親を親を見ていると何となく納得が行くような気もします。

子どもが小さい大人たちは、子どもの面倒を見るのに忙しく、畑仕事があまりできないので、主に働いているのは、小学生以上の子供がいる大人と、子どもが大きくなって来なくなったけど野菜作りの面白さに目覚めてしまった年長の男性(いわゆるオヤジ)です。女性もいることはいますが、野菜作りに興味があるのか分からない人多いです。

夏野菜は、主にナス、トマト、キュウリで、それぞれの手入れの仕方が少し違うので、作業を覚えてもらうつもりで、この3班に分けています。これらの他にトウモロコシ、ゴーヤ、枝豆、インゲンなども作っていますが、あまり世話をする必要はないので、班は作っていません。
子どもが小さいと、来るのが遅くなってしまうので、班の仕事はしないで、子どもと一緒に収穫ことだけしかしない親もいます。一度、「収穫祭」の時に、来賓の方から「ボランティアの皆様ご苦労さんです」と言われたことがあり、「そうか、俺たちボランティアなんだ」と自覚しました。

ここの60歳以上のオヤジ(長老)たちが面白い。
「この人は何でも積極的にやらない人」だと思うと、公務員とか大会社の「真面目な社員」だったりする。大会社に勤めていたけど、「変わった人」だと思っていたら、ネットに上司の悪口を書いて追い出されたりした人もいる。自営業の人たちはやっぱり積極的に意見を出したりもします。もちろん大会社に勤めていた人できっちりと組織論などを語ったりもします。とにかく、ここはグジャグジャな組織というか、全然ないのに等しいもので。決まっているのは会長、副会長、会計と夏野菜の班長だけ。夏野菜の班長といっても、「班長は若い人の方が良い」と言いながら、「院政」を引く人がいたり、班長に言わないで、作業をやっている若い人たちに長老たちが横からいろいろ口を出すので、あまり権威はないし、若い人たちはどうして良いか分からなくなります。班長に言うと喧嘩になるかもしれないという「大人の知恵」なのかもしれないです。

オヤジたちには地方出身で、子どもの頃に農業をしたことのある人たちと、都会生まれで、一切したことがない人たちがいます。前者の人たちは、昔からのやり方をしたがります。僕は後者ですが、後者のやる気のある人たちは、ここでの経験、本やネットから学ぼんで,せっかくやるのだから、ちびっ子がいるのだから、なるべく自然農法で、効率のよい農業をしたいと思っています。農業も変わってきているので、どうしてもここでギャップが生まれます。いい加減に長老たちが諦めてくれればよいのですが、意見をはっきり言って、同意をとることなく、勝手に動きます。それを気にしない人しか、ここでは残っていけないのかもしれないと最近は感じています。

「自分の理想の農業がしたい」と、自分で農園を借りて、土曜日は自分の農園に行き、日曜日にはちびっ子に来る人もいます。

歳をとると頭の柔軟性がなくなるのか、他人の意見を「もしかして、そうかもしれない」と、一度自分の頭に入れて、変えてみるとか、融合させてみる試みをしようともしないで、ただ陰で反発するか、しないとしても変えないことが多いような気がします。自分もこうならないようにしようと肝に銘じています。こんな長老たちを観察するのもここの楽しみの1つです。

農業の勉強にもなりますが、人生の勉強にもなります。
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プロフィール

はるばる屋 店主

Author:はるばる屋 店主
はじめまして はるばる屋店主です。

大学を卒業して、スイスに山を見に行き、安いというだけの理由で、陸路でアジア経由で日本に帰ってきました。
途中で垣間見た現地の人々の生活や習慣に非常に興味を持ち、

もっといろいろ知りたい

それにはもう一度行かねばならない

そうだアジアに関わる仕事をすれば良い

という三段論法と、

アジアの素晴らしさをもっと他の人にも伝えたい、それにはどうするか?

そうだ!現地に行って商品を買ってきて売る商売をすれば、自分はアジアに行けるし、彼らの文化・技・手のぬくもりを伝えられる。

などと考えて始めたこの商売。
気が付けば、もう30年以上も経ってしまいました。

アフガニスタンで何かあると、「あのおっさんは大丈夫だろうか?」、タイで爆破事件が起きると、「あの場所は、タイに行くと何回も利用する船着場」とか、何時もアジアのことを意識しています。
昨今、ベリーダンス、ヨガなどに人気が出てきました。でも、アメリカ経由の流行という感じもします。まっすぐアジアに興味を持って、好きになってくれる人たちが増えると嬉しいです。

はるばる屋のホームページは、http://www.harubaruya.com/ です。
ネットショップでのお買い物は、こちらからお願いいたします。
BBSでは、アジア関係の催し物の書き込みもご覧いただけます。

よろしくお願いいたします。

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